フィレンツェ中央市場。
フィレンツェを離れる日、同行の人がここのランプレドットのパニーノが食べたいというので、朝食代わりに行くことに。確か朝8時半ごろ。
中央市場
市場は、観光としてもお勧め、特に肉屋のダイナミックさは一見の価値あり。
パスタやワイン屋には日本人店員と思しき人が結構いるけれど(苦笑)
ネルボーネ
市場内にある臓物系料理のお店。なんといってもランプレドット(牛の第4胃)のパニーノが有名。
もちろんトリッパ(第2胃)のパニーノもあるし、パニーノにせず皿盛りのものなどたくさんのメニューがある。
ランプレドットのパニーノ €3
注文すると、店のオヤジが、「ランプレドットをトマト、パセリ、セロリなどを塩コショウで煮込んだもの(らいしい)」を、にょろっと鍋から取り出して、ナイフで刻み、外側がカリッとしたパンにはさんで、そこに、チリソースとバジルのソースをさっとかけて包装紙でくるんで出来上がりという何ともシンプルな食べ物。
ランプレドットのパニーノ €3
中はこんな感じ。
ハッキリ言おう、私がこの旅行で食べたモノのうち、
これが「一番おいしかった」と。
それほど素晴らしいもの。
ランプレドットはとろける感じで、そのスープがパンにしみこみ、パンもとろける。
そこにチリとバジルの風味がアクセントになって絶妙な味わいに。
このパンは外側がカリッとしているので、中のパンがとろけても形が崩れることはなく、
最後までおいしく食べられた。
これは凄い。もともとモツ系が好きだと言うのがあるけれど、それを差し引いても万人にお勧めできる。
こういうものをここまでおいしく昇華させるイタリア恐るべし。
レシート
これがたったの€3だと言うのだからたまらない。
肉屋
ダイナミックな臓物屋さん。
市場の周り
市場の周りから、メディチ家礼拝堂、サンロレンツォ教会にかけてこういったテントのモノ売りがたくさんいる。その中に屋台で臓物系煮込みを売る店がちらほらあるので、こういう所のも試してみた。
ランプレドットの煮込み
屋台で買ったもの、ネルボーネのそれと比べたら落ちるが、十分おいしい。
▼ネルボーネは中央市場内