2012-4-4更新
1ヶ月世界一周・第8日目 その3
NRT-JFK-(LIM)-SCL-IPC-SCL-EZE-(ASU)-EZE-JFK-SFO-ORD-ANM-VIE-MAD-VCE-LHR-HKG-SIN-NRT
やってきてしまいました、パラグアイ。
直前にやっていたワールドカップで日本が決勝第一試合で、パラグアイに惜敗したこととか、イグアスの滝?、物価が世界一安い(要出典?)とか位の印象しかなく、ここまで調べもせずに入国した国は初めてかもしれません。
何しろ完全に「現地の東星さん」に頼る気で来たので、現地通貨グアラニーすら持たず換金せず。なんかあったらアルゼンチンペソか、米ドルで押し切ろうと。
万が一会えずとも、そのまま空港に張り付いていれば8時間後には帰れるので、「その時はその時」なんて考えていましたが、入国後直ぐに難無く東星さんに出会え、ほっと一安心。
日本の地方空港を思わせるターミナルには、靴磨きに寄ってくる子供がいたりと、今迄行ったような国とは違った面がありました。
ターミナルを出てカーブサイドに横付け(※)されている東星さんのクルマで市内へ、事前に半分冗談でパラグアイ名物?の「テレレ(マテのアイス版)」を所望していたら、なんとクルマの中に一式用意していてくれて、道中ご相伴に預かり恐縮しきりでした。
※この時ばかりの特別らしく
道中、信号で止まれば窓拭きやらやってくる感じでしたが、東星さんがちゃんと小銭を渡していたのが印象的でした。
有名な内山田ホテルがある市中心部よりはかなり手前、高所得層が住んでいそうなエリアのHavanna Cafeでまずは一服。ここで東星さんの同僚の方(スタアラ派!!)と合流して、飛行機旅行話に花が咲き。
ちなみに東星さんは当ブログのバカ旅行を見て航空旅行に少し影響されてしまい?、以降ワンワールド派。
当方アサード、パリージャを所望していたため、東星さんには気を使って頂き、オススメのパリージャへ移動。
南米でも南のほうなのでサンチアゴやブエノスアイレスと同じく、冬真っ盛り(笑)のはずですが、この日は何故か暑い暑い。それこそ30度ぐらいあるんじゃないかという陽気。
ジャケットで出来ましたがそんなもの全く必要ないくらいでした。
途中、こんなものを発見。フーターズにTGI、パラグアイにもあるのか、凄いな米資本。
※2012現在フーターズはとっくに撤退、その後の店も火災で焼け落ちたという・・・
本日のメインイベント、パリージャ。
閑静な住宅街にある、オシャレな店構えの「Un Toro y Siete Vacas」
「雄牛と7匹の雌牛??」
どんだけウシ、ついでにハーレム?
何か、ことわざみたいなものですかね。
店員もビシッと白シャツ蝶ネクタイと言ったそれなりのお店。サービスも手際よく良かったです。
ただしスペイン語、東星さんは流暢なので一切おまかせで助かっちゃいましたが、もう少しちゃんとスペイン語も覚えよう。
手前がキャッサバ芋
真ん中はそりゃもう肉たちです。変わった部位の炭火焼たちですが、ソーセージ意外は何の肉だったか失念。
奥の黄色い塊は「Chipa-Guazu」チパ・グアズ。
とうもろこしやらチーズやら卵やら玉ねぎやら牛乳やらを混ぜてオーブンで焼いて造るパラグアイの名物。
ワインは東星さんのチョイスで、確かマルベック。
初めは変わった部位をいただきました。日本で言えばホルモン屋で食べられるような、普通の部位とは違う場所。
何かの試合でもあったのか、騒がしく通りすぎる群衆。
ちなみに。この後、我々が食事をしている真横で、明らかに片方が酔っぱらい運転による追突事故があって、犯人逃げたあとに、お店の人が被害者の女性にお水やら持って行ってあげていたのがとても印象に残っています。
サッとそういう対応ができる良いお店なのか国民性なのか、微笑ましかったです。
ただ、あまりに唐突で衝撃的だったので、逃げたクルマの写真を取るのを忘れたのが悔しくてならない。
こちらは、コスティジャやらブィフェデチョリソといったいかにも肉!、それはもう肉!と言った部位たち。
タパ・デ・クアドリもこっちに入っていたかな、、ちょっと失念。
テラスでのんびりとした雰囲気の中、美味しい食事や旨い酒、現地在住の皆さんからの興味深い話を聞くことが出来たりや、当方のつまらないバカ旅行話に付き合って頂き、何処に行かずとも充実した時間を過ごしました。
自分のデザートは皆さんにアドバイスを仰ぎ
Dulce de Kinoto con Helado de Crema
kinoto(所謂キンカン)の砂糖煮のアイスクリームのせ。
パラグアイやアルゼンチンではよくあるもののようですね。エスプレッソにはぴったり。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、空港に戻る時間。
同僚の方とはここでお別れして、東星さん夫妻に空港まで送っていただきました。
もう一年半以上前の出来事ですが、昨日の事のように思い出します。
パラグアイという国に来るきっかけを作ってくれた東星さんに重ねて感謝を表明します。
(とは言え食事しに来ただけじゃん、というツッコミはなしで。)
この件といい、ブログなんかを長くやっていると本当に良いことがあります。
Un Toro y Siete Vacas
Malutin 703 esq. Eusebio Lillo, Asuncion, Paraguay
http://www.untoroysietevacas.com.py
次はアスンシオン空港からブエノスアイレスに戻ります。