2012-7-15更新
1ヶ月世界一周・第15日目 その6
NRT-JFK-(LIM)-SCL-IPC-SCL-EZE-(ASU)-EZE-JFK-SFO-ORD-ANM-VIE-MAD-VCE-LHR-HKG-SIN-NRT
ヨルダンに行く理由はただひとつ、「「死海」で浮かんでみたいから」
ペトラ遺跡やアンマンの街なども十分魅力的ですが、航空券の予約の都合で滞在時間が中一日と少なくなってしまったので、上記の目的を達成することにのみ集中。
死海といえばイスラエル側もありますが、相当めんどくさそうだったのと、ワンワールドにはロイヤル・ヨルダン航空が加入していますし、ヨルダン側には死海リゾートもあります、国も安定している。
何も考えなければヨルダンという選択になるでしょう。
ロイヤル・ヨルダン航空はファーストクラスの設定便がなく、基幹路線でもビジネスとエコノミーの2クラス制。
コストの面からか、最近この2クラス制を推進する航空会社が増えてきて、残念なところもあるのですが、このロイヤルヨルダンのビジネスクラスは、ファーストクラス並みに素晴らしかったので、3部構成でお伝えします。
ロイヤル・ヨルダン航空(RJ)264便はシカゴを夜9時に出発、12時間のフライトの後ヨルダンの時刻で午後5時に到着予定。
機内に入ってビックリ。ものすごいシートピッチ。2-2-2のアプレストで4列。
一昔前のファーストクラス級の座席です。
実は、これと同じシートをタヒチ・ヌイ航空はファーストクラス用として使用しています。
見よ、このシートピッチ。窓4個分。
実に開放感があっていいです。
それもそのはず、このシートは座面を中心として完全なフルフラットになるので、これだけ開けないとならないようです。
この日のビジネスクラスの乗客は私と、中東系の親子3人のみ。
私は左列の方にいて、親子は右手の二列にいるので、殆ど気になりませんでした。
つまりガラッガラ。写真には人が写っていませんが、この後もこの辺りに人が座ることはなく、その点でも快適でありました。
実はあと一人、ビジネス最後列にベストを来た中東系の男の人が座っていたのですが、普段着なのにCAと話し込んだり、コックピットに入っていたりしていたのをみるとどうやら「警備員」らしく。
前の席があまりに遠すぎて、手荷物を前の座席の下おけない。。。
ガラッガラだったので、当然隣も利用でき、空に上がってから隣に荷物を置かせてもらいましたが。
何度見ても広いピッチ。これビジネスクラスですよ。
乗ってまだゲートにいる状態でウエルカムドリンクのサービス。しかもガラスの食器。
ビジネスクラスで、今これやる航空会社がどれだけあるか。
ビジネスクラス担当のCAさんは男性が結構歳の行った方でしたが、スラリと背が高く制服のベストが似合う中東系の紳士でした。
女性が主担当のようでしたが、アジア系の女性で、一瞬日本人かと思うぐらい日本人っぽかったです。
シートは全面革張り。グレーで高級感がありながらもシックな印象です。
結局この状態でドアクローズ。ビジネスクラス右半分独り占めが確定しました。
シートコントロール。下の真ん中にフルフラットが。
ビジネスクラスでフルフラットはほんとうに有難いです。疲れ方が全く違います。
一部の航空会社でもやっていると思いますが、これいいですよね。
寝てて食事を逃したこともあるし、寝たいのに食事で起こされたこともあるし。
アラビア語併記が、これからヨルダンに行くんだというのを思い出させてくれて良い感じです。
しっかりとした装丁のメニューです。
前菜かスープが選べて、メインは4種類から。
ラムマサラ、ローストチキン、ケイジャン風焼きナマズ、三色のフジッリプッチネスカソース(バスタ)。
料理の国籍も内容も選ぶのに悩む取り揃え方ですね。
イスラム教の国の航空会社ではありますが、ドリンク、リカー類もひと通り揃っています。
ワインや泡はイマイチなセレクトでしたが、ヨルダンのワインが乗っている辺りは流石です。
朝食メニュー。
ガッツリイングリッシュ・ブレックファーストという感じでしょうか。
ノイズキャンセリング付きっぽいヘッドホンを渡されましたが、使うこと無く。
アメニティはフェラガモ!
はじめから他の産油国系中東航空会社に引けをとらない「ビジネスクラス」という印象を受けました。
ファーストの設定が会社として無いぶん、ビジネスクラスのサービスレベルが上がるのかもしれません。
中東の王国とはいえ、石油で潤っているわけでもないのに、、、でも王様がいる国の航空会社は違うのかも?
次は、ロイヤルヨルダン航空ビジネスクラス「中編」 機内食を中心に