2012-9-3更新
1ヶ月世界一周・第16日目 その1
NRT-JFK-(LIM)-SCL-IPC-SCL-EZE-(ASU)-EZE-JFK-SFO-ORD-AMM-VIE-MAD-VCE-LHR-HKG-SIN-NRT
飛行機の都合で、中一日の訪問となってしまった、ヨルダン。
もう少し日程を取ることが出来れば、ペトラ遺跡やアンマン市街に行ったり滞在もしてみたかったのですが、中一日では何かに絞るしか無く、今回は死海一本。
であるなら、一点集中でのんびり滞在が良いのではないかと、死海リゾートの中でも最高級と言われる「ケンピンスキー・ホテル・イシュタール・デットシー」を予約しました。
空港からは、タクシーでそのまま死海に行く事を想定していて相場をあらかじめネットで調べておきました。
空港から死海までは大体30JD。
到着ロビーに出ると正規のタクシーの配車のおっちゃんが行き先を聞いては客に紙切れ渡して乗る車を指示していたので、その列に。
「死海に行きたいんだぜ」と言ってもらったのが↓これ。
殴り書きすぎて、ぱっと見全く読めない。
しかし、よーく読むと一応読めて、
アラビア人が使っているアラビアの数字で、(「インド数字」とアラビア人は言うらしいややこしい。)
左上の数字87( ٨٧ 配車番号?)と、右上の日付 2010/8/30 ( ٢٠١٠/٨/٣٠ )
priceのところは一度値段間違えて消していて、消した少し右上に小さく「30」(٣٠)と書いてある。
ちなみに、この人の癖なのか、3(٣)と言う数字を2(٢)風に書いてしまうようです。
というわけで、一安心。
空港からはしばし砂漠の中を爆走しやがて40号線という道路に入ると、岩山をひたすら降り始めます、何しろ死海は地表で最も低い場所。最低地点で−413 メートル。
やがて湖畔近くまで降りると65号線に。このあたりは死海の泥で作った石鹸などの化粧品が有名で、タクシーなんかに乗るとそういう店を紹介されたり連れてかれたりなんてことがあるらしいのですが、この時はそんなこともなく普通に運転手と雑談なんぞを楽しみました。
ちょうどラマダンの時期なので、ちらっとそのことを聞いたら、
「アレもダメ、これもダメ、水もダメ、ラマダンは大変だよ!」
と非常に世俗的な、ご回答。
死海は何がオススメと聞いたら。
イスラエル側(死海側)指さして「サンセット」と。
いやはやこれが運ちゃんの言うとおりでした。そのあたりは別途。
写真が微妙なのはタクシーから撮ったのが唯一この一枚だったからです。
ケンピンスキーデットシーの本館建屋です。
この辺りには、アイスクリームで有名なムーベンピック、メジャーなマリオット、後もう一つ地元が経営するリゾートがありますが、このケンピンスキーだけは「宿泊者以外をビーチに入れない」ルールになっていて、所謂セレブな皆さんがお忍びで来るような場所です。
それでなのか、土地柄なのか、タクシーで乗り付けた際も入口のゲートで止められて厳重なチェック、車のスクリーニングから予約記録、パスポート、荷物の中まで実施。
タクシーの運ちゃんには少しチップを弾んで、さようなら。
そこから先は、ウエルカムドリンク付きの歓待やら、ゆったりしたチェックイン、ポーターによる荷物の運搬など高級ホテルのそれが待ってました。
本館の部屋です。たしかこの時は日本円で朝食込み1泊1万5千円ぐらいだった気がします。で、これがこのホテルで最低ランクの部屋なのでありまして。
死海ビューテラスです。格子戸は開けることができます。
西日が凄まじく、ここに濡れたものをおいてけばあっという間に乾いてしまいます。
テラス側から室内を。入口のドアがやたら遠い。
ムダに広い不思議スペース。
バス。背後なので写っていませんが、トイレとシャワーブースは別々にあります。
アメニティは死海ソルトや泥を使ったホテルオリジナルのものです。
広大なリゾートなので、荷物を置いて散歩に出かけました。
とうとう死海にやってきました。
タクシーのおっちゃんの言うとおり、実に素晴らしい夕日です。
この直線上にエルサレムがあります。
本館の建屋をレストランのテラスから。
コテージに泊まる人はここがチェックインの建屋になるらしいです。
ここからカートで部屋まで移動するようです。
露出をいじって、死海の夕日を撮影。
極度に乾燥しているためでしょうか空気が澄んでいて、光線がダイレクト。
死海に移る光の帯が非常に美しかったです。
対岸の稜線に沈む太陽を絞りまくって撮影。
敷地にはいたるところにプールがあってこれもそのひとつ。かっこ良すぎる。
入ると死海と一体となった雰囲気が味わえるプール。
とにかくそこかしこにプール。
この日は入りませんでしたが死海に降りて行きました。
最高気温40度・・・・。
命のシャワー。これがないと目やら傷口に死海水が入った時死にます。
死海の海岸線。標高マイナス413メートル。
よーく見ると石に塩がこびりついているのがわかります。
出っ張りの二階が自分の部屋のテラスです。
次は死海リゾートの夕食とホテルの紹介の続き。